スクリプト-関数(文字列)


文字列を操作する関数です。





Str 関数

数値(NUMBER)や日付(DATE)を文字列に変換します。

<構文>

Str( <値> ) As STRING


<引数>

引数 説明
<値> NUMBER/DATE型の定数、あるいは変数を指定します。


<戻り値>
文字列。

<使用例>

NUMBER nm;

nm = 123;
nm *= 10;

return "(" + Str(nm) + ")";




StrAgreeCount 関数

文字列の中から特定の文字列を検索し、その個数を返します。

<構文>

StrAgreeCount( <文字列>, <検索文字列>) As NUMBER


<引数>

引数 説明
<文字列> 検索対象の文字データを指定します。
<検索文字列> 検索する文字列を指定します。


<戻り値>
含まれる文字列の数。

<使用例>

// データ値中に含まれる"Ab"の数を戻します。

return StrAgreeCount(GetS("Field1"), "Ab");




StrChange 関数

文字列を置き換えます。

<構文>

StrChange( <対象の文字列>, <置き換え前の文字列>, <置き換え後の文字列>) As STRING


<引数>

引数 説明
<対象の文字列> 元の文字列を指定します。
<置き換え前の文字列> 置き換え前の文字列を指定します。
<置き換え後の文字列> 置き換え後の文字列を指定します。


<戻り値>
<対象の文字列>の中にある<置き換え前の文字列>を全て<置き換え後の文字列>に変更した文字列を戻します。

<使用例>

// データ値中に含まれる改行コードを空白に置き換えて戻します。

return StrChange(GetS("Field1"), "\n", " ");




StrCmb 関数

文字配列を指定した区切り文字と引用符で連結します。

<構文>

StrCmb( sa As STRING_ARRAY, sep As CHAR, quo As CHAR) As STRING


<引数>

引数 説明
sa 連結する文字配列を指定します。
sep 区切り文字を指定します。省略すると「,」(カンマ)が指定されます。
quo 引用符を指定します。省略すると「"」(ダブルクォーテーション)が指定されます。


<戻り値>
文字列。

<使用例> "ABC,123"が戻ります。

STRING_ARRAY sa;

sa.Add("Abc");
sa.Add("123");

return StrCmb(sa);




StrComp 関数

文字列を比較します。

<構文>

StrComp( str1 As STRING, str2 As STRING) As NUMBER


<引数>

引数 説明
str1 比較する文字列1。
str2 比較する文字列2。


<戻り値>
str1 = str2 ならば 0 が戻ります。
str1 > str2 ならば正の値が戻ります。
str1 < str2 ならば負の値が戻ります。



StrCopy 関数

文文字列の特定範囲をコピーします。

<構文>

StrCopy( str As STRING, pos As NUMBER, count As NUMBER) As STRING


<引数>

引数 説明
str コピーしたい元の文字列を指定します。
pos コピーを開始する位置を指定します。
count コピーする文字数を指定します。


<戻り値>
コピーした文字列を戻します。



StrFormat 関数

文字列を書式変換します。
書式の記述方法は「書式」を参照。

<構文>

StrFormat( format As STRING, value As STRING) As STRING


<引数>

引数 説明
format 書式を指定します。「書式」を参照。
value 書式変換した値を指定します。


<戻り値>
書式変換した文字列を戻します。

<使用例> "123,456"が戻ります。

STRING s;

s = "123456";

return StrFormat("%,#", s);




StrLen 関数

文字数を取得します。

<構文>

StrLen( str As STRING) As NUMBER


<引数>

引数 説明
str 文字数を調べる文字列を指定します。


<戻り値>
文字数を戻します。



StrSep 関数

文字列は指定した区切り文字と引用符で分割します。

<構文>

StrSep( str As STRING, sep As CHAR, quo As CHAR) As STRING_ARRAY


<引数>

引数 説明
str 分割する文字列を指定します。
sep 区切り文字を指定します。省略すると「,」(カンマ)が指定されます。
quo 引用符を指定します。省略すると「"」(ダブルクォーテーション)が指定されます。


<戻り値>
文字配列が戻ります。

<使用例> "1234"が戻ります。

STRING s;
STRING_ARRAY sa;

s = "ABC,1234,abc";
sa = StrSep(s);

return sa.Get(1);




StrTrim 関数

文字列前後のスペースや改行を削除します。
削除されるのは文字列前後にある、半角スペース、全角スペース、タブと改行コードです。

<構文>

StrTrim( str As STRING) As STRING


<引数>

引数 説明
str 元の文字列を指定します。

<戻り値>
前後のスペースが削除された文字列を戻します。