DATAオブジェクト


データを管理するオブジェクトです。

<使用例>

DATA data;

data = GetData("Data1");
data.Add();

return 3;


<メソッド/プロパティ>

メソッド 説明
.Add レコードを追加します。
.Delete レコードを削除します。
.DeleteAll 全てのレコードを削除します。
.ExportCSV データをCSVファイルに出力します。
.Get データ値を取得します。
.GetM データ値を取得します。(画像)
.GetRecord 指定レコードの全値を文字配列で取得します。
.GetRecordCount レコード数を取得します。
.Import データを入力します。
.ImportDlg ダイアログを使ってデータを入力します。
.Insert レコードを挿入します。
.IsValid 有効なデータか確認します。
.Move レコードを移動します。
.Order レコードを昇順/降順に並べ替えます。
.Set データ値を設定します。




.Addメソッド

レコードを追加します。

<構文>

obj.Add( ) As NUMBER


<戻り値>
追加されたレコード番号を戻します。(0〜)



.Deleteメソッド

レコードを削除します。

<構文>

obj.Delete( record_no As NUMBER ) As NUMBER


<引数>

引数 説明
record_no 削除するレコード番号を指定します。(0〜)


<戻り値>
失敗した場合は 0 を戻します。



.DeleteAllメソッド

レコードを追加します。

<構文>

obj.DeleteAll( )


<戻り値>
なし。



.ExportCSVメソッド

データをCSVファイルに出力します。

<構文>

obj.ExportCSV( file As STRING, mode As NUMBER = 0) As NUMBER


<引数>

引数 説明
file データを保存するCSVファイル名を指定します。
mode 保存モードを指定します。
省略すると 0 が指定されます。
説明
0 ShiftJIS で保存します。
1 EUC で保存します。
2 UTF8 で保存します。
3 UNICODE で保存します。


<戻り値>
失敗した場合は 0 を戻します。

<例-Clickスクリプト>

DATA data;
STRING file;

data = GetData("Data1");

file = FileDlg(10);
if (file.Count() > 0) {
    data.ExportCSV(file);
}

return 0;




.Getメソッド

データ値を取得します。

<構文>

obj.Get( <フィールド> , record_no As NUMBER) As STRING


<引数>

引数 説明
<フィールド> 値を取得するフィールドを指定します。
フィールド名で指定する場合はSTRING型、
フィールド番号で指定する場合はNUMBER型(0〜)で指定します。
record_no 値を取得するレコード番号を指定します。(0〜)
負の値を指定するとフィールド名称を取得することができます。


<戻り値>
データ値(またはフィールド名称)を戻します。

<例-GetValueスクリプト>

DATA data;
data = GetData("Data1");
return data.Get("品1", GetRecordNo( )-1);




.GetMメソッド

データ値を取得します。

<構文>

obj.GetM( <フィールド> , record_no As NUMBER) As IMAGE


<引数>

引数 説明
<フィールド> 値を取得するフィールドを指定します。
フィールド名で指定する場合はSTRING型、
フィールド番号で指定する場合はNUMBER型(0〜)で指定します。
record_no 値を取得するレコード番号を指定します。(0〜)


<戻り値>
画像データ値を戻します。

<例-GetValueスクリプト(画像アイテム)>

DATA data;
data = GetData("Data1");
return data.GetM("品1", GetRecordNo( )-1);




.GetRecordメソッド

指定レコードの全値を文字配列で取得します。

<構文>

obj.GetRecord( record_no As NUMBER) As STRING_ARRAY


<引数>

引数 説明
record_no 値を取得するレコード番号を指定します。(0〜)
負の値を指定するとフィールド名称を取得することができます。


<戻り値>
データ値(またはフィールド名称)の文字配列を戻します。

<例-Clickスクリプト>

//選択中のレコードの値を使って別帳票(detail.wfr)を出力します。

STRING s;
DATA data;

//
data = GetData("Data1");

//
s = "E:\\ドキュメント\\2005年度\\report.wfr /d \"Data1,4,'";
s += Str(data.GetRecord(-1)) + "\n";
s += Str(data.GetRecord(GetRecordNo( )-1));
s += "'\"";

//
CallExe("wfrv.exe", s);

return 0;




.GetRecordCountメソッド

レコード数を取得します。

<構文>

obj.GetRecordCount( ) As NUMBER


<戻り値>
レコード数を戻します。



.Importメソッド

データを入力します。

<構文>

obj.Import(
    type As NUMBER,
    info1 As STRING,
    info2 As STRING = "",
    option As STRING =""
) As NUMBER


<引数>

引数 説明
type メソッド - Import」参照。

説明
0 CSVファイルからデータを入力
1 データベース(ADO)からデータを入力
2 データベース(MDB)からデータを入力
3 データベース(OO4O)からデータを入力
info1 メソッド - Import」参照。
info2 メソッド - Import」参照。
option メソッド - Import」参照。


<戻り値>
成功すると 0 を戻します。
失敗した場合は 負の値 を戻します。

<例-Clickスクリプト>

DATA data;

data = GetData("Data1");
data.Import(0, "c:\\sample.csv");

return 3;




.ImportDlgメソッド

ダイアログを使ってデータを入力します。

<構文>

obj.ImportDlg( type As NUMBER = -1) As NUMBER


<引数>

引数 説明
type 入力するデータ形式を指定します。
省略すると -1 が指定されます。

説明
-1 入力方法をポップアップメニューで選択することができます。
0 CSVファイルからデータを入力
1 データベース(ADO)からデータを入力
2 データベース(MDB)からデータを入力
3 データベース(OO4O)からデータを入力


<戻り値>
成功すると 0 を戻します。
操作がキャンセルされると 1 を戻します。
失敗した場合は 負の値 を戻します。

<例-Clickスクリプト>

DATA data;

data = GetData("Data1");
data.ImportDlg();

return 3;




.Insertメソッド

レコードを挿入します。

<構文>

obj.Insert( record_no As NUMBER ) As NUMBER


<引数>

引数 説明
record_no 挿入するレコード番号を指定します。(0〜)


<戻り値>
挿入されたレコード番号を戻します。(0〜)



.IsValidメソッド

有効なデータか確認します。

<構文>

obj.IsValid( ) As NUMBER


<戻り値>
有効なデータの場合は TRUE を戻します。
無効な場合は FALSE を戻します。



.Moveメソッド

データ値を設定します。

<構文>

obj.Set( from_no As NUMBER, to_no As STRING) As NUMBER


<引数>

引数 説明
from_no 移動元のレコード位置を指定します。(0〜)
to_no 移動先のレコード位置を指定します。(0〜)


<戻り値>
失敗した場合は 0 を戻します。



.Orderメソッド

レコードを昇順/降順に並べ替えます。

<構文>

obj.Order( mode As NUMBER, field_name As STRING) As NUMBER


<引数>

引数 説明
mode 並べ替えモードを指定します。

説明
1 フィールド値を文字列として比較し昇順に並べ替えます。
2 フィールド値を文字列として比較し降順に並べ替えます。
3 フィールド値を数値として比較し昇順に並べ替えます。
4 フィールド値を数値として比較し降順に並べ替えます。
5 フィールド値を日時として比較し昇順に並べ替えます。
6 フィールド値を日時として比較し降順に並べ替えます。
field_name フィールド名を指定します。


<戻り値>
失敗した場合は 0 を戻します。

<例-Clickスクリプト>

DATA data;

data = GetData("Data1");
data.Order(1, "Field1");

return 3;




.Setメソッド

データ値を設定します。

<構文>

obj.Set( <フィールド> , record_no As NUMBER, value As STRING) As STRING


<引数>

引数
<フィールド> 値を取得するフィールドを指定します。
フィールド名で指定する場合はSTRING型、
フィールド番号で指定する場合はNUMBER型(0〜)で指定します。
record_no 値を取得するレコード番号を指定します。(0〜)
value 設定する値を指定します。


<戻り値>
失敗した場合は 0 を戻します。