IIS/ASP.NETからの利用


「Windows Server 2019」でWebサーバー(IIS)とASP.NETを設定し、「PDF Server」からPDFを出力する手順について簡単に説明します。



Webサーバー(IIS)のインストール
「PDF Server」のインストールとDCOMの構成
PDFの出力とデバッグ


Webサーバー(IIS)とASP.NETのインストール


Webサーバー(IIS)とASP.NETがインストールされていない場合は、次の手順でインストールを行います。
最も単純な設定となります。実際には構築するサーバーの用途・運用に合わせて調整を行います。

  1. サーバーマネージャーを起動し、「役割と機能の追加」を実行します。



  2. 「役割と機能の追加ウイザード」で「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択します。



    「サーバーの役割の選択」ページまで「次へ」で進みます。

  3. 「サーバーの役割の選択」ページで「役割」ー「Webサーバー(IIS)」を選択します。
    機能追加の確認ダイアログが表示されるので確認します。



    「機能の選択」ページまで「次へ」で進みます。

  4. 「機能の選択」ページで「.NET Framework」と「ASP.NET」を選択します。



    「Webサーバーの役割(IIS)」−「役割サービス」のページまで「次江」で進みます。
  5. 「役割サービス」のページで「Webサーバー」−「アプリケーション開発」ー「.NET拡張機能」を選択します。
    関連サービスのインストール確認が表示されます。



  6. 「インストールオプションの確認」ページで「インストール」を実行します。



  7. インストールの完了




「PDF Server」のインストールとDCOMの構成


「Wonderful Report 2016 PDF Server」をインストールしDCOMの構成を設定します。

各種設定-DCOMの構成


PDFの出力の例とデバッグについて


「PDF Server」を使ってクライアントのブラウザからの操作でPDFを出力・表示する例です。

ブラウザでこのページを開いている場合はサンプルをダウンロードすることができます。
サンプルのダウンロード(asp_sample.zip 6Kbyte)



1.sample_com.aspx(COMで「PDF Server」を起動)

サイトの物理フォルダ(標準ではC:\intetpub\wwwroot)に下記ファイルを置きクライアントのブラウザからアクセスします。

<ファイル>
@sample_com.aspx(上記内容)
Asample.wfr(帳票定義ファイル)
Bsample.csv(Aの入力データ。データ名はData1)


この例ではPDFにパスワードを設定います。表示するには「test」と入力する必要があります。



2.sample_assembly.aspx(アセンブリで「PDF Server」を起動)

サイトの物理フォルダ(標準ではC:\intetpub\wwwroot)に下記ファイルを置きクライアントのブラウザからアクセスします。

<ファイル>
@sample_assembly.aspx(上記内容)
Asample.wfr(帳票定義ファイル)
Bsample.csv(Aの入力データ。データ名はData1)

また、アセンブリを利用する場合はBinフォルダ(標準ではC:\intetpub\wwwroot\Bin。無ければ作成)にアセンブリのDLLを配置する必要があります。(例:WfrLib_461.dll等)

アセンブリDLLはリンクする.NET Frameworkのバージョンにより複数準備していますが、必ず1つだけを配置します。更新時にはWebサイトを停止してからDLLをコピー・更新します。



ASP.NETでのエラー・デバッグの方法について


aspx内で発生したエラーについては、サイトの物理フォルダ(標準ではC:\intetpub\wwwroot)にあるweb.config(なければ作成)に下記の記述を追記することで、ブラウザで確認することができるようになります。

web.config(赤字の情報を追記します)



これはあくまでもデバッグ時の設定となります。通常時はこの設定を行わないことをお勧めします。



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