インターフェース - コマンド起動


コマンド起動から、帳票ファイルやデータ、オプションなどを指定して帳票の表示・印刷を行うことができます。



実行プログラム
オプション
使用例



実行プログラム


「Preview」の実行プログラムは、C:\Windows\system32 下にインストールされます。

実行プログラム バージョン
wfrv.exe Wonderful Report 2005 Preview
wfr2005v.exe Wonderful Report 2008 Preview
wfr2008v.exe Wonderful Report 2008 Preview
wfr2016v.exe Wonderful Report 2016 Preview 



64bitOSではWin32版の実行プログラムは
C:\Windows\SysWOW64フォルダ下にインストールされます。


ユーザ限定でインストールした場合は次のフォルダにインストールされます。
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\TERASOFT DESIGN\<プラットフォーム>\Wonderful Report 2005 Preview\bin
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\TERASOFT DESIGN\<プラットフォーム>\Wonderful Report 2008 Preview\bin
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\TERASOFT DESIGN\<プラットフォーム>\Wonderful Report 2016 Preview\bin


wfrv.exe には64bit版はありません。64bitアプリとの連携にはwfr2005v.exe が使用されます。
wfr2005v.exe の実体は「Wonderful Report 2008 Preview」です。


オプション


「Preview」の実行プログラムには次のオプションを指定することができます。

オプション 説明
帳票ファイル
コマンドファイル

※必須
表示・印刷する帳票定義ファイル(*.wfr)を指定します。
コマンドファイルを指定することもできます。

コマンドファイル」参照
/user <ユーザ名>
/passwd <パスワード>
ユーザ情報を設定します。
/o <オプション> 表示オプションを指定します。

表示オプション」参照
/v <変数情報> 変数値を指定します。
/d <データ情報> データを指定します。

パラーメータ - Import」参照
/p [<プリンター名>] 印刷します。

/p や /pd に続けて印刷方法を示す数値を指定することができます。
デフォルト値は0 です。

(例:/p1 /p2 /p3 )

説明
0 プリンターに印刷します。
1 「Adobe Acrobat Distiller」と連携しPDFファイルを作成します。
2 プリンタードライバーを使って印刷結果をファイルに出力します。
3 「まいとーくFAX」と連携し印刷結果をFAXを送信します。
4 用紙毎に出力先を指定して印刷します。
5 仕分印刷を行います。
6 印刷結果をEMF(メタファイル)に保存します。
/pd [< プリンター名>] 印刷ダイアログから印刷します。
印刷方法の指定については /p オプションを参照。
/po <印刷オプション> 印刷オプションを指定します。

印刷オプション」参照
/poid <印刷オプションID> 印刷オプションID を指定します。

ダイアログ - 印刷設定」参照
/s0 <保存ファイル> 印刷イメージファイルとして保存します。

/font オプションで外字フォントファイルが設定されている場合、
使用している登録コード(文字)に関する情報も保存(埋め込み)されます。

保存できるファイル形式」参照
/s2 <保存ファイル> 帳票にデータを埋め込んで保存します。

保存できるファイル形式」参照
/s4 <保存ファイル> 印刷イメージファイルとして保存します。
フォント情報をファイル内に埋め込みます。

保存できるファイル形式」参照
/font <外字フォントファイル> 外字フォントファイルを指定します。

外字」参照
ダイアログ - 外字フォントファイルの作成」参照


印刷イメージファイルに対しては外字フォントファイルを設定できません。
設定しても無視されます。
/rf <結果出力ファイル> エラー内容を出力するファイルを指定します。
/create <作成ファイル> 印刷イメージファイルを作成します。(Type3)
/phf <印刷履歴フォルダ> 履歴を保存するフォルダを完全パスで指定します。

""(空文字)を指定すると環境設定の内容に従い履歴を保存します。
"Disable"を指定すると履歴の保存は行いません。
/phd <印刷履歴追加情報> 印刷履歴ツールの一覧や詳細ウインドウに表示する任意のデータ(文字列)を
指定することができます。

<構文>
情報名 = 値
「;」(セミコロン)で区切ることで、複数の情報を指定することができます。
情報名や値に「=」(イコール)、「 」(スペース)、等が含まれる場合は、「'」(シングルクォーテーション)で囲みます。

<例>
担当者='山田 太郎';部署=経理課
/phm? 履歴保存モードを指定します。
「?」の箇所にモード数値を指定します。

/phm0
/phm1
/phm2
/phm3

値については「SetPrintHistoryメソッド」参照。
/silent エラー発生時のメッセージ表示を抑止します。
/t <帳票タイトル> 帳票タイトルを指定します。
/ws_min ウインドウをアイコン表示します。

RemoteAppからPreview無し(バックグラウンド)で印刷を行うと「印刷中」ダイアログがセッション終了まで消えないことがあります。
このオプションを指定して印刷を行うことで問題を回避できます。


WFR2016 version 3.0.0.0128以降で利用可能です。
/ws_max ウインドウを最大表示します。


WFR2016 version 3.0.0.0128以降で利用可能です。




使用例



帳票を表示
wfrv.exe sample.wfr

ユーザ/パスワードを指定して帳票を開く
wfrv.exe sample.wfr /user admin /passwd 9876

表示倍率を指定
wfrv.exe sample.wfr /o "Zoom=100"

変数値を変更
wfrv.exe sample.wfr /v "Var1=1000" /v "Var2=2000"

変数値を変更(複数一括)
wfrv.exe sample.wfr /v "Var1=1000;Var2=2000"

変数値を変更(特殊文字を含む場合)
オプション内で値を囲む場合は「'」(シングルクォーテーション)を使います。
wfrv.exe sample.wfr /v "Var1='Ab=cd'"

データを指定
wfrv.exe sample.wfr /d "Data1,0,'c:\sample.csv',,'Field=off'"

帳票を印刷
wfrv.exe sample.wfr /p

帳票を印刷(プリンター指定)
wfrv.exe sample.wfr /p PR-2005

帳票を印刷(印刷ダイアログで出力先選択)
wfrv.exe sample.wfr /pd

帳票タイトルを指定
wfrv.exe sample.wfr /t ABC /p

印刷用紙を指定
wfrv.exe sample.wfr /po "Paper=A4"

印刷イメージファイルへの出力
wfrv.exe sample.wfr /d "Data1,0,'c:\sample.csv'" /s0 c:\sample.wfi

コマンドファイルから印刷イメージファイル(Type3)の作成
wfrv.exe command.txt /create c:\sample.wfi /rf c:\result.txt

外字フォントファイルを指定
wfrv.exe sample.wfr /d "Data1,0,'c:\sample.csv'" /font c:\sample.wff

外字を埋め込んで印刷イメージファイルを作成
wfrv.exe sample.wfr /d "Data1,0,'c:\sample.csv'" /font c:\sample.wff /s0 c:\sample.wfi

印刷履歴の情報を追加します。
wfrv.exe sample.wfr /d "Data1,0,'c:\sample.csv'" /phd "担当者='山田 太郎';部署=経理課"

RemoteAppからのPreview無し印刷で「印刷中」ダイアログが残らないようにします。
wfrv.exe sample.wfr /d "Data1,0,'c:\sample.csv'" /p /ws_min